借金の申し入れをされると100年の恋も醒める

私が大学生の頃に付き合っていた彼は、いわゆる「バンドマン」というやつで、同じ大学生ながらも、大学はそっちのけで音楽活動に熱心に取り組んでいました。



私自身もサークル活動の一環としてロックバンドを組んでライブをしていたのでよく分かるのですが、バンドを組んでライブ活動を続けるには、なかなかお金がかかるんです。楽器の機材を買ったり、練習のためにお金をかけてスタジオに入ったり、交通費だってバカには出来ません。



しかもライブをするとなると、大抵その日のイベントのチケットノルマというものがあり、手売りでノルマ分のチケットを売りさばけなければ、その差額を出演バンド側が支払わなければならないことも少なくありません。



売れないバンドマンは、なかなかお金が稼げないどころではなく、お金が無くなっていく一方なのです。



その彼も、お金に苦労していることは知っていましたが、なんとかバイトで食いつなぎながら頑張っており、楽器の腕前は本当に素晴らしかったので、私は彼の夢をずっと応援していました。しかし、付き合いが長くなってきたある日、彼が「少しだけお金を貸してほしい」と申し入れてきたのです。キャッシング枠が足りないときどうすべきか? http://sai-pac.com/





これまでだって、ご飯を食べに行っても私の方が多く出すことが多く、不満はあったのですが、まさか直接、お金を貸してほしいと言われるとは思っていませんでした。その瞬間、本当に崩れ落ちるように彼への思いが醒めてしまい、お金は貸してあげたものの、返さなくていいから別れてくださいと、その場で別れ話を切り出しました。



彼は落ち込みながらも、お金は大切にしまい、金は持っていくんかい!とものすごくツッコミたかったです…。金の切れ目が縁の切れ目というのは、本当ですね。